ライバー事務所はライバーの活動をサポートしてくれる頼もしい存在です。
しかしながら、配信時間などのノルマや方向性・方針が合わず、ライバー事務所を辞めたいと考えているライバーもいるのではないでしょうか。
今回は、ライバー事務所を辞めたいと考えているライバーに向けて、事務所を辞めるべきかの判断基準から辞める方法、移籍の方法までわかりやすくまとめます。
1.ライバー事務所を辞めたい!可能?
結論、ライバー事務所を退所することは可能です。
ただし、契約期間に注意しなくてはいけません。ライバー事務所との契約には、半年から3年程の契約期間を設けていることがほとんど。契約期間中にライバー事務所を辞めてしまうと、違約金が発生する場合があります。
そのため、事務所と話し合いをして円満に辞める、もしくは契約期間を満了してから辞めるのが望ましいと言えるでしょう。しかしながら、契約期間に関しては自動的に更新される契約が多いため、事前にマネージャーや事務所のスタッフに辞める旨を伝えておくのが安心です。
また、ライバー事務所との契約内容には、契約の途中解除不可の旨が記載されていることがあります。その場合は原則、途中対処ができません。ただし、事務所と協議を行い、双方の合意が得られた場合には退所可能です。事務所を辞める際は、事前に契約内容を確認しましょう。
そして、ライバー事務所を辞める際、最もやってはいけないのが、いきなり音信不通になることや、無断で辞めること。
注意ポイント
事務所とのトラブルを避けるためにも、必ず話し合いの上、対処しましょう。
2.ライバー事務所を辞めるべきかの判断基準
前章で紹介した通り、ライバー事務所を退所するのは簡単ではありません。
対処の手続きに入る前に一度、本項で解説するライバー事務所を辞めるべきかの判断基準を参考に検討してみてはいかがでしょうか。
ライバー事務所を辞めるべきかの判断基準は以下の6つ。
- ライブ配信に対して充分なサポートが受けられているか
- 自分の目標に対して有効なサポートは受けられるか
- マネージメント手数料が負担になっていないか
- 事務所のスタッフとコミュニケーションが取れているか
- 自身と事務所の方針が合っているか
- 自身がやりたいライブ配信ができるか
最も大切なのは、自身がやりたい内容でライブ配信ができるかというポイント。
次に、事務所から充分なサポートが受けられていない場合。多くのライバーは、ライバー事務所のマネージメントに対して手数料を払っています。そのため、望んだサポートが受けられない事務所に所属している価値はありません。マネージメント手数料が、自身の収入を圧迫してしまっている場合も同様です。
事務所の方針や、配信時間などのノルマが厳しい、サポートが受けられないなどの理由で、自身のライブ配信活動に支障をきたしている場合、ライバー事務所の移籍という手段もあります。
ポイント
まずは、自身がやりたいライブ配信ができることを優先させ、それに必要なサポートが受けられるかどうかを基準に判断しましょう。
3 ライバー事務所を辞めたい場合にとる方法
ライバー事務所を退所する方法は以下の通り。
- 契約内容を確認する
- 事務所に退所したい旨を報告する
- 事務所と退所について協議を行う
- 双方が合意の上、退所する
対処をする際に気をつけるべき注意点は、ライバー事務所に所属していた際に利用していたアカウントは、退所後には引き継げないことがあるということ。事前に合意を得ることで利用できるケースもあるようなので、トラブルを避けるためにも事前に確認しましょう。
そして前述の通り、契約期間中に退所する場合は、違約金が発生することがあります。あらかじめ契約内容を確認しましょう。
また、企業案件や広告などに関わっていた場合、その契約内容によってはすぐにライバー事務所を退所できないこともあります。
注意ポイント
契約期間中に退所した場合には、取引先に違約金を請求されることがあるので、注意が必要です。
上記の注意点をよく理解した上で、慎重に判断しましょう。
4 ライバー事務所を移籍するという手段も
所属するライバー事務所が自身に合っていないと判断した場合、退所以外にも移籍という方法があります。
移籍する方法は以下の通り。
- 移籍先の事務所を選ぶ
- 所属しているライバー事務所に退所の報告をする
- 事務所と退所について協議を行う
- 退所後の対応や、制限等について確認をする
- 双方が合意の上、退所する
- 移籍予定の事務所と面談する
- 退所した事務所との契約解除後、移籍する
移籍の際に注意すべき点は、所属していた事務所との契約内容です。ライバー事務所はライバーと契約をする際、退所後の他の事務所への移籍や、ライブ配信アプリでの活動について制限を設けている場合があります。
契約内容に移籍禁止期間があることを失念し、新しい事務所と契約してしまった場合は、事務所の掛け持ち・二重契約などで違約金を請求されてしまうケースも。
注意ポイント
トラブルを避けるためにも、事前に契約内容を確認しておくことが大切です。
まとめ
「所属するライバー事務所が自分に合わない」と感じた際は事務所を退所する、もしくは他のライバー事務所に移籍する方法があります。
どちらの手段を取るにせよ、行動の前に契約内容をしっかりと確認することが大切です。契約内容をしっかりと把握できていない場合、契約期間や退所後の制限などで思わぬトラブルに発展してしまうことも。
そうならないためにも、ライバー事務所の退所・移籍を検討する際は、契約内容をしっかりと確認しましょう。