ライブ配信で収益を上げるという手段が、広く認知されるようになった昨今。自身がライバーとして活動するフォーマットを選ぶ際に、「安全性」を重視する方も多いようです。
さまざまなライブ配信アプリがある中で、今回取り上げるのは株式会社DONUTSが運営する「ミクチャ」について。
ミクチャは国内最大級のユーザーを誇る人気のあるプラットフォームですが、配信時に顔出しすることで個人情報が漏洩し、場合によってはストーカー被害などのリスクにつながる可能性があります。
これはミクチャに限ったことではありませんが、ライブ配信を行う際は注意が必要です。
今回は、ライブ配信の中でもミクチャにスポットをあて、利用する際に潜む危険性や安全にミクチャを利用するためのポイントとあわせてお伝えします。
1.ミクチャに潜む危険性
ここでは、ミクチャに潜むさまざまな危険性について説明します。なお、ここで挙げる危険性はミクチャに限らず、その他のライブ配信アプリに共通するものも。
ライバーとして活動することを想定する際は、ここで挙げる危険性を加味しておくことが大切です。
1-1.個人情報が特定される
ライブ配信で顔出しをすることで、個人として特定されやすいのがミクチャに潜む危険性のひとつ。顔出しの配信はリスナーから注目を集めやすいものの、細心の注意を払って配信する必要があるのです。
また、間違っても本名や職場、出身校やメールアドレスといった個人情報を、リスナーに伝えないようにしましょう。
注意ポイント
個人情報の開示は身バレだけでなく、個人情報を悪用されるリスクにもつながります。
1-2.動画が残り続ける
ミクチャには短い動画をアップできる機能がありますが、この機能により思わぬリスクに直面することも。
たとえミクチャ上で動画を削除したとしても、リスナーが他のSNSや動画サイトに拡散してしまうと、動画は残り続けてしまいます。
注意ポイント
拡散された動画内に、個人を特定するような情報が含まれていると「個人情報が特定される」でも触れた危険があるのです。
そのため、ミクチャに動画を投稿する際は、拡散されても問題のない内容を意識してください。
1-3.不正ログインが懸念される
ミクチャには、アカウント乗っ取りによる不正ログインがされたという声もあります。
明確な事例として挙がっているわけではないものの、ID情報やアカウント放置が原因で不正ログインにつながる可能性も0ではありません。
注意ポイント
運営側でプライバシーポリシーの設定や業界標準のSSL暗号使用などを実施しているものの、不正ログインを100%防止できるというわけではないため注意が必要です。
1-4.不適切なユーザーがいる
ミクチャに限った話ではありませんが、荒らしコメントをするユーザーや、出会い目的でアプリを利用しているユーザーも稀にいます。
注意ポイント
ライブ配信において「不適切」とされるユーザーが少なからず存在するため、ミクチャを利用する際はこれらのユーザー対策を考案しておく方が良いでしょう。
できるだけ相手にしないよう意識するか、あまりに悪質な場合は運営に報告するのがおすすめです。
2.ミクチャを安全に利用するには?
ミクチャを安全に利用するには、個人情報の含まれた文章・動画をアップしない意識が重要です。いわゆる「ネットリテラシー」を守ることで、安全にミクチャを利用することができるでしょう。
また、悪質な投稿やメッセージを送ってくるユーザーに対して、まともに取り合うことも避けましょう。悪質なユーザーは相手にすることでむしろ過熱する可能性があるためです。
ポイント
無視できないほど悪質な対応をしてくるユーザーは、運営に報告する形で対応しましょう。
まとめ
ミクチャには、個人情報の流出や不正ログイン、不適切なユーザーに遭遇する可能性といったさまざまな危険性が潜んでいます。
個人情報は投稿や動画に入れ込まないよう細心の注意を払い、悪用されないようしっかり意識することが大切です。自身で対応しきれない危険性、例えば不正ログインや不適切なユーザーへの対処は、運営に依頼するようにしましょう。
ミクチャに限らず、ライブ配信アプリにはさまざまな危険性が潜んでいます。今回紹介した内容を、安全にライブ配信をするための参考情報としてご活用ください。