人気を集めるライブ配信ですが、その配信スタイルは実にさまざま。雑談やゲーム配信などがあり、カラオケ配信もそのうちの一つ。
しかしながら、配信アプリによってはカラオケ配信が禁止されているケースも少なくありません。
ライブ配信アプリ「ふわっち」では、CD音源を使用したカラオケ配信は基本的にNGです。ただし、オリジナル曲や著作権フリーの音源であれば使用することができます。
配信を行った場合、どのような問題が起こるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回はふわっちにスポットをあて、カラオケ配信を行う際の注意点や配信する際のポイントなどについてお伝えします。
1.ふわっちでカラオケ配信を行う場合、さまざまなリスクが考えられる
ここでは禁止されている音源を使用した場合に、どのような問題が起こるのかお伝えします。
1-1.著作権侵害により違法行為になるリスク
前述した通り、CD音源を使用したカラオケ配信は、基本的に禁止されています。これは、楽曲の演奏者や配信レーベルなど、さまざまな権利者がその楽曲に対して著作権を有しているためです。
著作権は、その作品を作った人や、その権利を譲り受けた人だけが持つことができる権利を指します。
ポイント
無断で楽曲を使用することは、これらの権利を侵害する違法行為にあたります。BGMとして使用する場合や、カラオケ店を利用して配信する場合も同様です。
1-2.視聴者からも訴えられるリスク
著作権は、その作品を作った方や、その権利を譲り受けた方だけが持つことができる権利とお伝えしました。そのため、著作者から訴えられなければ大丈夫だと勘違いされている方も少なくありません。
注意ポイント
実は特定の条件が揃えば、視聴者からも訴えられる可能性があることを覚えておきましょう。
特定の条件とは具体的に「侵害目的が利益を得ること」、「著作物をオリジナルの状態で公衆の電波で送信していること」、「侵害により著作者の利益を不当に害している状態のこと」の3つです。
例えば、YouTubeで広告収入を得ながら違法な動画をアップロードしたり、ラジオで無断で音楽を流したりした場合などが該当します。
これらの行為は、著作者の権利を侵害し、損害を与える可能性があるため、訴えられるリスクが非常に高いと言えるでしょう。
1-3.アカウントが停止されるリスク
ふわっちでCD音源を使ったカラオケ配信を行うと、アカウント停止のリスクが高まります。
最悪の場合、アカウントが永久停止となり、二度と利用できなくなる可能性があることを覚えておきましょう。
注意ポイント
さらに、楽曲の著作権を侵害したとして、刑事罰が科せられるケースもあります。具体的には、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、あるいは両方が科せられる恐れも。
そのため著作権フリーの楽曲や、オリジナル楽曲など、合法的な方法で配信を楽しむことをおすすめします。
2.ふわっちでカラオケ配信する場合の対応方法
ふわっちでCD音源を使用した配信は禁止されていますが、カラオケ配信自体が禁止されているわけではありません。
注意ポイント
アカペラや弾き語り、またはオリジナル曲などの配信は可能です。またCD音源を使用したい場合は、権利元に別途許諾を得られれば使用することができます。
2-1.アカペラや弾き語りでの配信
ふわっちでカラオケ配信を行うのであれば、アカペラや弾き語りがおすすめ。
ポイント
当アプリはJASRAC、NexToneで著作権保護されている楽曲に限りアカペラで歌ったり、奏でたり、弾き語りすることができます。
上記で確認できれば、アカペラや弾き語りで配信が可能です。
ただし、アレンジした著作曲の演奏や歌詞を無断で変更することは著作権違反になるため注意しましょう。
2-2.権利元に直接問い合わせて使用許可をもらう
CD音源を使用したい場合、権利元(レコード会社やカラオケメーカーなど)に問い合わせて使用許可をもらうというのも方法の一つ。
ポイント
やりとりが増えるため、どうしても時間と手間がかかりますが、許可をいただければ、ふわっちでのカラオケ配信も可能です。
2-3.フリー音源を使用する
カラオケ配信を行う際は、ネット上に公開されているフリー音源を使用することも方法の一つ。
ポイント
サイトによっては、商用や非商用のどちらでも利用可能な音源を提供している場合もあります。そのため、楽器が苦手な方や、アカペラでもカラオケ配信を楽しむことができます。
しかしながら、フリー音源といってもさまざまな種類があり、使用を検討する際は使用条件を確認しておくことが大切です。
2-4.オリジナル音源を作成し配信
オリジナル曲であれば、利用申請や事前確認などの手間が掛かりません。
注意ポイント
面倒な許可取りや確認作業などは不要ですが、公序良俗に反しない健全なものに限ります。自作の音源を作成する際は注意しましょう。
まとめ
ふわっちでカラオケ配信は、基本的には禁止されています。
CD音源を使ったカラオケ配信を行うと、アカウント停止のリスクが高まるため注意が必要です。そのためカラオケ配信を行いたい場合は、アカペラや弾き語り、またはオリジナル曲などで対応しましょう。
またCD音源を使用したい場合は、権利元に別途許諾を得られれば使用することができます。
ルールを守らないとアカウント停止処分もありますので、注意しながら配信を楽しみましょう。