ライブ配信アプリにおいてライバー事務所に所属しているライバーは、プロモーションやライブ配信に関するサポートを受けられるはもちろんのこと、一般ライバーと比べて収入面でも優遇されています。
ただし、ライバー事務所に所属するためには審査や面接が必要なため、誰でも簡単に入れるわけではありません。
「審査を受けたけれど落ちてしまった」「審査を受ける前にどんな内容なのか知っておきたい」というライバーも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ライバー事務所の審査についてわかりやすく解説します。
1.ライバー事務所の審査について
ライバー事務所の審査を受ける前に知っておきたいのは「事務所に所属するまでの流れ」「審査で見られるポイント」「面接で聞かれるポイント」の3つです。
1-1.ライバー事務所に所属するまでの流れ
ライバー事務所への応募から所属までの流れは以下の通り。
- 公式サイトやSNSから直接応募する、もしくはスカウトからのDMやメールに返信する
- 審査に必要な書類などを用意する
- 公式応募フォームやSNSから用意した書類を送信する
- 履歴書、写真、動画をもとに書類審査を受ける
- 事務所の基準を満たしているかを判断される
- 面接を受ける
- 基準を満たしていた場合、合格通知が送られる
- 契約を締結し、ライバー事務所に所属
気をつけたいのは、悪質なライバー事務所や、詐欺まがいのスカウトがあるということ。
注意ポイント
トラブルを避けるためにも、事前に自身で審査を受けるライバー事務所についてリサーチしましょう。
1-2.審査で見られるポイント
ライバー事務所に応募したライバーは、面接の前に書類審査を受けることがほとんど。事前に審査で見られるポイントを把握しておくことで、自身にとって有利な状況を用意できるのではないでしょうか。
- 生年月日や連絡先をはじめとした個人情報
- ライバー活動の経歴
- ライブ配信の頻度
- XやInstagramをはじめとしたSNSのフォロワー数
- 今後の目標
過去にライバー事務所に所属していた経験がある方や、事務所の移籍を考えている方は、事務所の掛け持ちや、二重契約に気をつけなくてはいけません。
注意ポイント
予期せぬトラブルを避けるためにも、事前に所属していた事務所との契約内容や、退所時の取り決めなどについてを確認しましょう。
1-3.面接で聞かれるポイント
ライバー事務所の面接でよく聞かれるポイントは以下の7つ。
- 志望動機
- ライバー活動の実績・経歴や、利用しているアプリなど、ライバー経験について
- ライブ配信内容の方向性やジャンル
- 1ヶ月の配信可能時間
- ライブ配信以外の仕事や日程について
- 収入に関する希望
- 事務所に所属後の目標
面接の前に志望動機や自身のライブ配信アプリの経歴はもちろんのこと、今後どんな活動がやりたいか、どんな目標を持っているかなどの情報をまとめておくのがおすすめです。
また、稼ぎたい金額やスケジュールに関しては無理や遠慮をせず、自身の希望を正確に伝えましょう。
面接時のポイントは、今後の活動や目標について明確な期間設定をし、具体的な計画を用意すること。
ポイント
自身の経歴を踏まえ、いきなり達成が難しい目標を設定するのではなく、現実的に達成可能な目標を設定しましょう。
2.ライバー事務所の審査に落ちる原因
ライバー事務所の審査に落ちる原因は大きく分けて3つあります。
2-1.やる気や熱意が伝えきれていない
ポイント
事務所が必要としているのは、今後成長する見込みのあるライバーです。
成長見込みを第三者が判断するとなると、ライブ配信に対するやる気や熱意はもちろんのこと、目標設定や今後の目標なども大切な指標となります。
もしどんなライバーになりたいのか、明確な目標を持っていない場合、事務所から見てサポートが可能なのかも判断することもできません。
そのため、事前準備が不足している場合は、事務所に対して自身をアピールしきれていない可能性があると言えるでしょう。そうならないためにも、事前に抜かりなく準備することが大切です。
2-2.ライブ配信に関する経験不足
ライバー事務所の面接を受ける際は、必ずと言っていいほどライブ配信に関する経験や実績について聞かれます。ライブ配信アプリでの経験やスキルを持っているライバーが有利なのは言うまでもありません。
実績や経験があり、さらに上を目指そうとするライバーがライバー事務所の審査に応募することも多くあります。
ポイント
ライバー事務所の審査に応募する前に、可能な限りライブ配信アプリを利用しておくのがおすすめです。
2-3.事務所が必要とする能力の基準を満たしていない
事務所に所属するライバーに必要とされる能力の基準を満たしていない場合や、将来成長する見込みがないと判断された場合、審査を落とされてしまう原因になります。
判断の基準としてよく見られるのが、XやInstagramをはじめとしたSNS。フォロワー数はもちろんのこと、知名度や投稿頻度・内容なども参考として確認されることがあるようです。
ポイント
審査の前にあらかじめSNSを運用することで、優位となる状況を用意できるのではないでしょうか。
3.事務所の審査に落ちてしまったら
ライバー事務所の審査は、落ちることもあります。しかし、諦める必要はありません。審査に落ちてしまったからと言って、自分の可能性が否定されたわけではないのです。
他のライバー事務所に再チャレンジすることもできます。
そのためにも、まずは審査に落ちた原因を冷静に判断し、自身の改善点を理解しすることが重要です。提出した書類や面接内容を見直してみましょう。
応募書類の内容が不十分だった、面接での受け答えがうまくできなかった、配信スキルが不足していたなど、問題点が見えてくるのではないでしょうか。
ポイント
問題点が理解できたら、応募書類の内容を充実させる、面接対策をする、配信スキルを磨くなどの解決策を講じ、再度他の事務所の審査にチャレンジしてみましょう。
また、個人ライバーとして経験を積んでから再びライバー事務所の審査に応募するのも手段の一つです。
4.ライバー事務所に受かるためには
ライバー事務所の審査は、決して簡単ではありません。しかし、しっかりと事前準備をすることで、合格の可能性を上げることができます。
4-1.身だしなみを整える
面接では、身なりを整えることが非常に重要。髪型や服装を整えるのはもちろんのこと、髭の生えている方は整えたり、メイクを工夫するのも有効です。
そして、清潔感はもちろん重要ですが、個性もライバーにとっては大切な要素の一つ。
ポイント
自身の個性を活かしつつ、身なりを整える意識を持ちましょう。
4-2.目標を明確に設定する
ポイント
ライバー事務所に受かるためには、目標を明確に設定しておくのも大事なポイント。
なぜライバーになりたいのか、将来的にどのようなライバーになりたいのかなど、具体的な目標を設定しましょう。
明確に目標を設定することで、面接時にも自信を持ってアピールできるのではないでしょうか。
4-3.SNSを積極的に活用する
ポイント
SNSで積極的に配信活動を行い、実績を積んでおくのも良いでしょう。
自身の個性や特徴をアピールすることもできます。
そして、SNSで多くのフォロワーを獲得することができれば、事務所にとって魅力的な候補者として映るのではないでしょうか。
4-4.面接でよく聞かれる質問を把握しておく
面接でよく聞かれる内容を把握しておくことも、ライバー事務所に受かるためには大切です。
ポイント
「面接で聞かれるポイント」で紹介した要点をおさえ、自己PRの準備をしておきましょう。
4-5.ライバー経験を積む
実際にライバー活動を行い、ライブ配信に関する経験を積んでおくのも良いでしょう。
ポイント
経験を積むことで、面接などで具体的なエピソードを話すことができます。
今後の目標設定などの説得力も増すのではないでしょうか。
4-6.熱意・やる気をアピールする
ライバー事務所の審査では「如何にライバーとして成功したいか」という、熱意をアピールすることが非常に重要です。
そして、熱意ややる気をアピールするのに有効なのが以下の3つのポイント。
- 笑顔で挨拶する
- 明るくハキハキと話す
- ポジティブな態度で臨む
ポイント
ポイントをおさえ、面接では元気な印象を与えるようにしましょう。
まとめ
ライバー事務所の審査に落ちた方でも、他のライバー事務所に再チャレンジ可能です。
まずは審査に落ちた原因を判断し、改善する努力をするのが大切。自身の問題点を把握し、解決する努力をしましょう。
みなさんも今回紹介したライバー事務所に受かるためのポイントや、面接でよく聞かれる内容をおさえ、ライバー事務所の審査合格を目指してみてはいかがでしょうか。