近年、人気を集めているライブ配信。
多くの配信者(ライバー)が収益化を目指しており、トップライバーともなれば月収100万円を超える方も少なくありません。初心者ライバーでもチャンスがあり、誰にでも収益を得ることができます。
しかし、多くの配信アプリが存在する中で、どのアプリが収益化しやすいのか気になる方も多いはず。
そこで今回は、ライブ配信アプリの中でも収益面の特徴が多いアプリを5個厳選し、それぞれの収益化しやすいポイントをお伝えします。
1.収益化につながるライブ配信アプリの選び方
ライブ配信で収益化を目指すのであれば、以下の3つのポイントを確認しておきましょう。
- ユーザー数の多さ
- 収益化につながる機能が搭載されているか
- 報酬の還元率の高さ
ここでは、それぞれの理由について説明します。
1-1.ユーザー数の多さ
ライブ配信で収益化につなげるためには、配信アプリを利用しているユーザー数の多さが重要です。
当たり前のことですが、ユーザー数が少ないライブ配信アプリは、ライバー1人あたりのリスナー数も少なくなる傾向があります。
そのため、リスナー数が少ないと収益化させるための投げ銭やギフトも減るため、配信アプリを選ぶ際はユーザー数の多いアプリを選ぶようにしましょう。
ポイント
ユーザー数が多い人気アプリは定期的にイベントも開催され、通常配信よりも投げ銭やギフトをもらえるチャンスが多いこともメリットです。
1-2.収益化につながる機能が搭載されているか
当然ながら投げ銭やギフトなどの機能が搭載されていなければ収益化にはつながりません。
ほとんどのライブ配信には、このような機能が搭載されているものの、還元率などアプリによってさまざまです。また投げ銭などリスナーから贈られるものもあれば、時給制度が搭載されている場合もあります。
ポイント
時給制度についてもアプリによって、条件が異なったり自分のグレードなどによって変動することを覚えておきましょう。
1-3.報酬の還元率の高さ
「収益化につながる機能が搭載されているか」と重複してしまう部分がありますが、還元率の高さを確認しておくことも収益化を目指すのであれば重要なポイントの一つです。
配信アプリの還元率は、20%〜30%程度が一般的。アプリによっては還元率が50%〜60%に設定されている場合もあります。
ポイント
ライブ配信アプリによって還元率は異なり、自分のグレードによっても変動することを覚えておきましょう。
2.収益化を目指す際のおすすめライブ配信アプリ5選
ここでは前述した「ユーザー数の多さ」「収益化につながる機能が搭載されているか」「報酬の還元率の高さ」の3つのポイントを押さえつつ、収益化につながりやすいライブ配信アプリを5つピックアップします。
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2-1.還元率が100%のライブ配信アプリ「ポコチャ」
Pococha(ポコチャ)は、日本を中心に人気を集める配信アプリ。
ユーザー数は512万人を超えており、初心者ライバー向けイベントも用意されているので安心して始められます。
ポコチャは、「ダイヤ」と呼ばれるものを換算することで収入を得ることができます。1ダイヤ、1円で換金することができ還元率は100%と他のアプリに比べ高いことが魅力。
ダイヤには、配信時間に応じて時給のようにもらえる「時間ダイヤ」と、リスナーの視聴時間やギフトの量によってもらえる「盛り上がりダイヤ」の2種類。
時間ダイヤは以下のようにランクごとに時給が設定されており、配信時間によって報酬が決定する仕組みです。
- Eランク:時給30円
- Dランク:時給50~150円
- Cランク:時給400~800円
- Bランク:時給1,200~1,600円
- Aランク:時給1,900~2,500円
- Sランク:時給3,000~5,500円
新規の場合は時給は低いものの、ランクが上がれば高い収益を得ることも可能です。
ポイント
次に盛り上がりダイヤですが、「盛り上がり度合い」によって決定されます。これは公式で発表されてはいませんが、コメントやアイテム数、リスナーの視聴時間などが関係しているようです。
つまり盛り上がり度合いを高めることが収益の最大化につながるということですが、長期的な盛り上がりが必要だと言われています。いわゆるバズるといった配信も重要ですが、1日単位の短期的なもでは効果は低いようです。
2-2.多くのリスナーを抱え人気を集める「TikTok LIVE」
人気SNS「TikTok」のアプリ上でライブ配信が利用できるTikTok LIVE。
2021年時点でTikTokのリスナー数は約1,300万人と言われており、年々右肩上がりに成長している配信アプリです。また同年に投げ銭機能が追加され、TikTokでの収益化が可能となりました。
TikTokの投げ銭(ギフト)を換金する際の還元率は、公表されていませんが約30%と言われています。
受け取った投げ銭は、一度「ダイヤモンド」と呼ばれるTikTok内通貨に換算されます。その後、換金される際にTikTok側に手数料を支払う必要があり、最終的には受け取った金額の30%程度となります。
ポイント
他の配信アプリと比較すると還元率は低いものの、利用ユーザーが多く高い人気を誇るアプリのため収益化しやすいのがTikTok LIVEの特徴です。
2-3.ライバー数が多くライバルとの差別化が必要な「17LIVE」
世界で約5,000万ユーザーを抱える「17LIVE」。
新人ライバー向けのイベントも充実しており、初心者にとっても取り組みやすい配信アプリです。
ポイント
ただ17LIVEの国内認証ライバー数は72,000名を超えており、競争率が高いことも覚えておくべきポイントの一つ。
他の配信アプリに比べてもライバー数が多く、トップライバーと呼ばれる方も多いです。そのためライバルが多く、収益化しづらいという側面もあるようです。
17LIVEでは、ギフトのポイントで収入が決まる仕組みになっています。リスナーから贈られたギフトのポイントに応じて、ライバーが受け取る収入が決まります。
報酬の還元率はフリーライバーと公式ライバーによって異なり、独占契約か非独占契約かによっても異なることがポイント。
それぞれの還元率は以下の通りです。
- フリーライバー:約20%
- 非独占契約の公式ライバー:約25%
- 独占契約の公式ライバー:約30%
例えば10,000円分のギフトがリスナーから贈られた場合、フリーライバーであれば約2,000円で独占契約の公式ライバーであれば約3,000円の収益を得る計算となります。
ただ、上記の数値はあくまでも推測値です。公式で発表されているわけではありませんので参考程度に留めておきましょう。
2-4.ドルでの換金が必要なシンガポール発の配信アプリ「ビゴライブ」
BIGO LIVE(ビゴライブ)は海外ユーザーが多いライブ配信アプリで、全世界累計でのユーザー数は4億人を突破しています。
ビゴライブは主に「投げ銭報酬」と「時給報酬」によって収益につながります。
投げ銭報酬はリスナーから贈られたギフトが、「ビーンズ」としてライバーに付与される仕組みです。ビーンズの総量に応じて報酬を獲得することができます。
ただし、換金する際は6,700ビーンズ以上貯める必要があることを覚えておきましょう。
還元率の情報は公開されていませんが、フリーライバーであれば約20%〜30%、公式ライバーの場合は約40%〜50%と言われています。
ポイント
ビゴライブはシンガポールの企業が運営元となるため、ドルでの換金となることがポイント。210ビーンズ=1ドルで換金されますが、日本の口座に入金する際の為替により日本円での収益額は変動します。
一方、時給報酬は事務所に所属するライバーのみが獲得できる報酬のことです。
事務所によって金額は異なりますので、所属を検討する際はあらかじめ確認しておくといいでしょう。
2-5.顔出しなしの配信アプリの中で収益化がしやすい「イリアム」
IRIAM(イリアム)は立ち絵と呼ばれるイラストを使用し、キャラクターとして配信することができるバーチャルライブ配信アプリ。
2023年3月時点で155万ダウンロードを記録しています。
イリアムはリスナーからの「投げ銭制度」と「時給制度」を採用しています。投げ銭制度はリスナーから贈られたギフトの総量によって収入が決まる仕組みで、還元率は15%~30%と言われています。
イリアムで収益化を目指すのであれば、「応援ダイヤ」と「時間ダイヤ」について理解しておくといいでしょう。
応援ダイヤは主に以下の3つが関係しています。
- リスナーから贈られるギフト数
- リスナーから贈られるスター数
- リスナーが入力したコメント数
明確に収益化の仕組みは公表されていませんが、上記を基準に評価されダイヤ数が決定すると言われています。
そのため、おおよその評価対象となる基準で判断しましょう。
次に時間ダイヤ。
イリアムの時間ダイヤは、ライバーの配信時間を換算したものです。イリアムにおける1時間の配信ごとにもらえる時間ダイヤは、以下のように設定されています。
- Dランク〜C5ランク:0
- B1ランク:100
- B2ランク:200
- B3ランク:300
- A1ランク:700
- A2ランク:1,000
- A3ランク:1,300
- S1ランク:1,700
- S2ランク:2,000
- S3ランク:2,300
配信を始めたばかりの初期段階の場合は時間ダイヤの獲得はできませんが、ランクが上がればコミュニティランクの高いライバーほど1時間あたりの時間ダイヤが高くなる仕組みです。
顔出しなし配信アプリの中では収益化につながりやすいアプリです。
3.ライブ配信で収益化を目指す上で大切な2つの要素
近年、ライブ配信業界が盛り上がりをみせる中、収益化を目指す方も大勢います。しかしながら、企画を生み出しつつ配信のルーティン化などやるべきことは多く途中で挫折してしまう方がほとんど。
ここでは、ライブ配信での収益化を目指す上で大切な2つの要素についてお伝えします。
3-1.配信企画の考案と配信のルーティン化
ライブ配信で収益につなげるためには、日々の配信が必要です。
トップライバーの場合、月に最低でも50時間以上は配信していることが一般的。そのため収益化を目指しているのであれば、月に50時間以上の配信は必須と言えるでしょう。
また配信日を固定化することも大切な要素の一つ。
例えば毎週月曜の20時に配信すると決めたら、ある程度は継続することが大切です。それにより、新規リスナーやファンの獲得につながるでしょう。
配信を始めたての頃は勝手が分からず苦戦することもしばしば。ただ、配信を継続することで新規リスナーの獲得やランクの向上など収益化につながりやすくなります。
そのため配信をひたすら続けることが大切となりますが、人気を獲得するための配信企画を考案したり、リスナーの獲得などやるべきことは山積みです。
ポイント
特に配信を始めたばかりの頃は、やるべきことが多く精神的にも辛い部分が多いですが諦めずに配信を続けることがポイントです。
3-2.新規リスナーやファンの獲得
継続した配信だけでは収益化にはつながりにくいです。次のステップとなるのが人気を集めること。
自分に合った配信企画が重要となります。方法はさまざまですが、どのようなことを発信していきたいのか、その上で自分の強みを考え取り組んでいくことが大切です。
しかしながら、自分のことを客観的に分析することは難しいものです。そのため事務所への所属を検討してみてもいいでしょう。
事務所に所属することで、配信方法や自分の売り出し方など客観的なアドバイスをもらうことができます。
注意ポイント
ただし、中にはサポート体制が不十分な事務所も多いので、所属を検討する際はあらかじめ口コミなどを確認しておきましょう。
4.ライバー事務所に所属することも視野に
ライブ配信を行うライバーには、フリーライバーと事務所に所属するライバーに大きく分類されます。
ライバー事務所は時給報酬だけでなく、事務所独自の案件も豊富に用意されていることが特徴です。代表的な事務所は「カーブアウト」や、「WASABI」「321.inc」などが挙げられます。
前述した通り、ライブ配信での収益化までの道のりは険しいものです。そのためライバー事務所に所属することで、自分の売り出し方や配信のサポートなどを受ける方が多い傾向にあります。
事務所に所属することでのメリットは多く、以下のような点が挙げられます。
- 時給報酬の付与
- ボーナス報酬の獲得
- 自分に合ったアプリ決めの相談
- 配信に関するアドバイスやノウハウの獲得
- 機材等の貸し出し
- 事務所独自の広告、芸能関係の案件、イベント出演権などの獲得
- その他諸々のサポート
事務所によっては実施していない項目もありますが、サポート体制が充実している傾向にあります。
ポイント
一般的にトップライバーと呼ばれる方のほとんどが事務所に所属しており、メリットが多いことが伺えるでしょう。
ただ、「フリーライバーに比べ収入が下がる」「ノルマが設定される場合がある」「自由に活動ができない」などのデメリットも忘れてはいけません。
こちらもメリット同様に全ての事務所に該当するわけではありませんが、所属を検討する際は注意が必要です。
まとめ
ライブ配信での収益化までは非常に時間がかかり、簡単にできるものではありません。
しかしながら、自分に合った配信アプリの選択や事務所への所属を検討するなど、収益化までの時間を短縮できる術も存在します。
まずは興味を持った配信アプリからスタートすることで、向き不向きを確認するといいでしょう。
また、「どれくらい稼げるのか知りたい」「どのアプリが自分に合っているのか知りたい」などのお悩みをお持ちの方は、無料で相談に乗っていますのでお気軽にご相談ください。