近年、顔出しせずユーザーとコミュニケーションを取れるという点から、アバターを通じてライブ配信を行うアプリが注目を集めています。特に「REALITY(リアリティ)」は、Vライバーを目指す方を中心に知名度を高め、多くのユーザーに利用されています。
アバター配信と同様に注目されているのが、VR・AR技術を活用したメタバース空間を作り出すサービス。日本最大のメタバースプラットフォームとして知られる「cluster(クラスター)」は、バーチャルイベントや交流の場として多くのユーザーに利用されています。
REALITYとclusterは連携機能を搭載しており、REALITYで作成したアバターをcluster内で使用することが可能です。この連携によって、バーチャル空間での体験がさらに広がり、新たな可能性が期待できるでしょう。
今回は、REALITYとclusterの連携方法や連携することで得られるメリット、そして連携にあたっての注意点について詳しく紹介します。
1.そもそも「cluster」とは?
clusterは、スマートフォンやパソコン、VR機器などさまざまな環境からバーチャル空間を作り出せるメタバースプラットフォームです。日本最大級の規模を誇り、バーチャルイベントの参加や開催、交流など、さまざまな体験を提供するアプリです。
clusterのダウンロードや詳細は以下の公式サイトをご覧ください。
情報引用:cluster
ポイント
スマートフォンユーザーが多いことから、ライブ配信アプリのREALITYとの連携もスムーズ。REALITYのアバターをcluster内で使用することで、バーチャル空間での表現の幅がさらに広がります。
REALITYをclusterと連携する方法は、後述の内容を参考にしてください。
2.REALITYとclusterを連携する方法
REALITYとclusterを連携する方法は、以下のとおりです。
- clusterアプリをストアからダウンロードする
- clusterのアプリを開き、 左上のアイコン>アバター>REALITY連携 をタップする
- 連携用APIトークンをコピーする
- REALITYのアプリを開き、 プロフィール>設定>アバターデータ>cluster連携を選択する
- 3でコピーしたトークンを入力し、「アップロード」をタップする
- 「アップロードに成功しました」と出れば、アップロードが完了
- clusterアプリに戻り、入りたいワールドを選択し、「遊びに行く」をタップする
- 利用できるアバターにREALITYのアバターが追加されている
情報引用:REALITYヘルプセンター|cluster連携とは何か教えてください。
clusterのアプリから画面左上にある自身のアイコンをタップし「REALITY連携」を選択することで、clusterからREALITYへの連携も可能です。
ちなみに、REALITYとclusterの連携が可能になるまでは、自作したアバターをパソコンからclusterにアップする必要がありました。
ポイント
それが、3Dアバターの作成機能に優れたREALITYと連携することで、スマートフォンのみで完結するようになったのです。
3.REALITY・clusterの連携に関する注意点
REALITYとclusterを連携するうえでは、以下の注意点があることを念頭に置いておきましょう。
- clusterで発行するREALITY連携用トークンの有効期限は24時間
- ひとつのclusterアカウントに対してREALITYアバターはひとつしかアップロードできない(再度アップロードする場合は上書きされる)
- ひとつのREALITYアカウントから複数のclusterアカウントにアップロードすることはできない
- cluster内のイベントでは入室後にアバター変更画面からREALITYアバターに変更できる
REALITYとclusterを連携する際は、これらの注意点を踏まえたうえで実施するようにしましょう。
情報引用:REALITYヘルプセンター|cluster連携とは何か教えてください。
まとめ
今回は、3Dアバターを作成してライブ配信をするREALITYと、スマートフォンなどからバーチャル空間を作り出せるメタバースプラットフォームであるclusterとの連携について解説しました。
REALITY・clusterそれぞれをストアからダウンロードし、簡単な手順を踏むだけで連携可能です。連携することで、アバター作成からメタバース空間でのプレイまでが、一貫してスマートフォンで完結できるようになります。
なお、REALITY・clusterを連携する際は、トークンの有効期限やアップロードの制限に関する注意点もしっかり理解しておきましょう。